SOS!なときに、頼りになる!日本大使館について知りたい!
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日本大使館や総領事館などの在外公館が各国にありますが、出張中や旅行中の邦人に対して、どんなことを実際にしてくれるのでしょう?今回は、海外で“もしも”のときに、強力な助っ人になってくれる在外公館の業務について説明します。
出張の周辺業務を効率化するための3つのポイントと、具体的な実施方法をご紹介します。
そもそも日本大使館や総領事館ってなに?
大使館という言葉はよく聞きますが、どんな仕事をしているのかは知っていますか?国交のある外国に、日本の特命全権大使が駐在し、公務を行う日本外にあるお役所というイメージです。ほとんどは、その国の首都に置かれていることが多いです。
さまざまな業務がありますが、そのうち旅行者に対しては、ビザの発給やパスポートの再発行などに加え、滞在先での緊急時における自国民の保護やサポートなどの領事サービスを行っています。
一方、領事館とは、大使館と同じように外国で自国民の保護などにあたる場所ですが、ほとんどが首都に置かれる大使館と異なり、地方などにあることが多いです。
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ケガをした!お腹が痛い・・・
そんな時は、どんなサポートをしてくれるの?
海外出張中に、慣れない食事や疲れが重なって体調を崩してしまったり、不慮のケガをしてしまった場合など、病院に行く必要が出てくることがあります。現地駐在の人がいる会社なら、その人たちに病院を手配してもらったり、ときには通訳となって病院に同行してもらえれば、心強いですね。
でもそれがかなえられないとき、日本大使館がサポートしてくれます。たとえば、行くべき病院がわからない場合、医療機関の情報提供や通訳の手配をしてくれたり、日本の家族との連絡をサポート。もしケガが、事件や事故に関わるもので警察に連絡しなければならないなら、その支援もしてくれます。病気やケガがさらに重篤な場合、日本への移送に関する助言を行ってくれたり、弁護士や通訳を手配する援助を行ってくれます。
一方、業務としてできないことは、病院との値段交渉や、診療にかかった費用の負担・交渉、相手との賠償交渉などは行ってくれません。お金に関わることは、やはり自分での対処が必要です。
パスポートがない!財布がない!
大使館はどう助けてくれる?
海外に行った際に、大切なパスポートや財布をなくしてしまった場合、盗難であれば現地警察へ届出を出さなければなりません。日本大使館では、その際の現地警察への届出に関する助言をしてくれます。また、それがパスポートであった場合、盗難、紛失に限らず、再発行手続きや「帰国のための渡航書」の発給を行ってくれます。財布がなくなってしまい、現金がないだけでなくクレジットカードすらなく、どうすることもできない!となった場合には、日本の家族や知人から送金してもらうための助言を行ってくれます。ただし、その場合にも金銭供与や立て替えはしてもらえません。
また、日本大使館や領事館でできないことは、被害届の代行、犯罪の捜査、捜索の代行などです。
いつもは、その存在すら忘れがちな在外公館ですが、いざとなったら、「自国民を守る」ために、強力なサポーターになってくれることは間違いなさそうです。ただしその活動はサポートや助言に限定されることが多いので、自分でも“もしも”に備えておくことが必要ですね。
出張の周辺業務を効率化するための3つのポイントと、具体的な実施方法をご紹介します。