もしもロストバゲージしてしまったら… 知っておきたい対応マニュアル
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搭乗前に預けたスーツケースが、いつまでたってもターンテーブルから出てこない。「ロストバゲージ」は、どんなに旅慣れた人でも避けることができないトラブルのひとつです。もしも自分や同行のメンバーがロストバゲージにあってしまったら……? そんな場合の対処法を紹介します。
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出張の周辺業務を効率化するための3つのポイントと、具体的な実施方法をご紹介します。
ロストバゲージが起こる原因とは
ロストバゲージとは、出発空港で預けたスーツケースが、到着地に届かないことを指します。ここではロストバゲージが起こる原因を解説します。
・タグの記載ミス
空港での搭乗時に荷物を預けた際に、行先などが記載されたタグが発行され荷物につけられることで仕分けがされますが、この発行されるタグが間違っていることが原因でロストバゲージが発生することがあります。間違ったタグが発行されてしまうと、まったく違う便に荷物が載ってしまうことになります。またタグが外れてしまうことによりロストバゲージしてしまうこともあります。
・荷物の積み込み遅延
荷物の積み込みが遅れてしまうことで、持ち主が乗った航空機と違う便に荷物が載ってしまうことがあります。この場合はディレイドバゲージとも呼ばれますが、行先は同じであるため、遅れてはしまいますが荷物が手元に届く可能性は高いです。
▸関連コラム:ロストバゲージは知っているけど「ディレイドバゲージ」って何のこと?
・乗り継ぎ時の積み込みミス
特に海外で発生する可能性がありますが、飛行機を乗り継ぐ場合に、経由地での荷物の積み込みミスによるロストバゲージが発生することがあります。乗り継ぎの時間が短かいなどの理由で、出発時間までに荷物の積み込みが間に合わなかったり、違う便に載せ間違えたりすることが原因と考えられます。
このように、さまざまな原因でロストバゲージは発生しますが、荷物がないと気づいた時点ですぐに航空会社のスタッフに確認をするようにしましょう。
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預けた荷物が出てこない! まずやることは?
バゲージクレーム(荷物引取り所)でどれだけ待っても、自分のスーツケースが出てこない。そんなときは利用した航空会社のスタッフを探して、荷物が出てこないことを伝えましょう。スタッフが見つからない場合は、バゲージクレームのエリアにあるロストバゲージ対応のカウンターへ行き、利用した航空会社の窓口で問い合わせます。
このとき必要になるのが、荷物を預けたときに渡される荷物のタグ。この番号をもとに係員が荷物の行方を探してくれるので、無事に荷物を受け取るまで、絶対になくさないようにしましょう。航空券の裏側に貼り付けられていることが多いので、慌てないで。
その場で荷物が見つからない場合は、ロストバゲージ確定です。あなたのスーツケースは手違いでどこか別の場所に運ばれていたり、積み込み忘れで届いておらず、その行方を探してもらわなければなりません。
まずは、カウンターでロストバゲージの申請書類(手荷物事故報告書)を作成します。スーツケースの色や形、メーカーなどの特徴とともに、見つかった荷物を送ってもらえるよう、自分が滞在するホテルの住所や電話番号も伝えておきます。数日で移動する場合は、その日程も伝えておきましょう。また、航空会社の問い合わせ先や書類の受付番号などが書かれた書類の控えは、忘れずもらっておきましょう。
次に、荷物が届くまでに必要となるものを購入するための費用を請求しましょう。航空会社によってはロストバゲージを申請した人に、洗面道具や着替えが入ったキットをくれる場合もあります。そうでない場合も、航空会社の規定に沿う範囲の金額で費用の請求ができますので、その内容や手続きの方法を確認しておきましょう。
この先、荷物が届くまで何度も問い合わせが必要になるかもしれません。顔を合わせて交渉できるときに、伝えることを伝え、聞くべきことは聞いておくことが大切です。
問い合わせは何度もしつこく、保険会社にも連絡を
たいていは、数日で荷物が見つかってホテルに届きます。時間がかかる場合は、何度でもしつこく問い合わせをしましょう。何日もたってから荷物が見つかる例も多くあります。荷物が見つからないまま帰国の日になった場合は、日本の連絡先や荷物の送り先を伝えましょう。電話での問い合わせに自信がない場合は、ホテルのコンシェルジュに相談して手伝ってもらうのも手です。
海外旅行保険に加入している場合は、ロストバゲージによる損失がカバーされることがあります。「航空機寄託手荷物遅延等費用保証特約」がこれにあたり、航空機の到着後6時間以内に予定していた目的地に荷物が運搬されなかった場合に、衣類、洗面用具などの生活必需品、購入した衣類などを持ち運ぶかばん等を購入またはレンタルした費用が、上限10万円まで補償されます。
こちらも支払い条件が細かく決まっていますので、ロストバゲージにあったらすぐに、保険会社にも連絡をしましょう。
荷物が出てこない場合は、航空会社に補償金の請求を
帰国しても荷物が出てこない場合は、航空会社に補償金を請求することになります。通常はロストバゲージの申請をしてから1〜2カ月経過しても荷物が見つからないと、航空会社から紛失の通知が届きます。連絡がこない場合は、こちらから問い合わせて請求しましょう。
紛失の場合の補償額や内容は、航空会社によってさまざまです。荷物の内容は自己申告制なので、こちらから申請した内容物と金額に対して決められた割合で限度額までの金額が支払われます。新品のお土産や物が入っていた場合、レシートがあれば額面通りの金額が補償されることもありますので、お土産を買ったレシートなどは、とっておくとよいでしょう。
海外旅行保険には、航空会社が補償しきれなかった部分を補償してくれるものもあります。こちらもプランによって、補える範囲が変わってきますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
いざというときのためにやっておきたいこと
ロストバゲージを避けるために、荷物はすべて機内持ち込みにするという人もいますが、持ち込み制限も厳しくなっており、なかなかそういうわけにはいきません。
いざというときに備えて、以下のロストバゲージ対策をしておきましょう。
《スーツケースには必ずタグをつける》
迷子になった荷物が自分のものだと示すために、住所と名前を書いたタグを必ず付けておきましょう。
《宿泊先、旅行日程を控えたメモを手荷物に用意》
ロストバゲージの申請に必要となる情報をまとめて手荷物に入れておきましょう。ロストバゲージ以外でも、何かトラブルが起きたときに役に立ちます。
《海外旅行保険に加入しておく》
いざというとき頼りになるのが保険です。プランによってはロストバゲージが対象になっていないものもあるので、よく確認しておきましょう。
《1〜2泊分の着替えは手荷物に入れておく》
購入費用が補償されるといっても、慣れない現地ですぐに買い揃えるのは大変です。すぐに必要になるものは、機内持ち込みの手荷物に入れておくと安心です。
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